中国との実効支配線付近における中印両国軍の衝突に関する注意喚起【在ベンガルール日本国総領事館】

●ラダック連邦直轄領の中国との実効支配線（LAC）付近において，インド及び中国の両国軍による衝突があり，これまでに複数の死傷者が出ています。同地域への渡航は止めてください。
●今回の衝突に対するデモ活動などの発生の可能性を念頭に置いて，最新情報の入手に努め，デモが発生した場合には，現場やシュプレヒコールをあげる集団には決して近づかないでください。

１　ラダック連邦直轄領の中国との実効支配線（LAC）付近において，インド及び中国の両国軍による衝突があり，これまでに複数の死傷者が出ています。
報道によれば，両軍は５月上旬から両国の実効支配線のあるパンゴン湖周辺など数か所でにらみ合い，小競り合いも発生してきています。さらに，今月１５日夜から１６日未明にはバルワン渓谷で衝突が起き，インド政府によるとインド軍兵士２０名が死亡したとのことです。中国側は未発表ですが，４３人が死傷したとの報道があります。
このような状況を踏まえ，くれぐれも同地域への渡航は止めてください。

２　今回の衝突を対する抗議デモが発生している都市があることから，在留邦人の皆様及びインド滞在中の皆様におかれましては，今回の衝突に対するデモ活動などの発生の可能性を念頭に置いて，最新情報の入手に努め，不測の事態に巻き込まれないよう細心の注意を払ってください。このようなデモが発生した場合，現場付近にいると，中国人であると誤解され，不測の事態に巻き込まれる可能性がありまので，デモの現場やシュプレヒコールをあげる集団には決して近づかないでください。

（お問い合わせ先）
在ベンガルール日本国総領事館
電話： 080-4064-9999（代表）
email： cgjblr@ig.mofa.go.jp